ネットの溝切りについて

ランディングネットを作る工程で作業が大変なのが溝切りではないでしょうか。
私はあらかじめ
テーブルソーで溝を切ってからフレームを曲げています。 
これなら完全に同じ深さで失敗も有りません。
しかも溝切り時間は数秒です。お試し下さい。


テーブルソー(ホームセンターで売っている丸のこを下から固定するタイプで充分です)から 僅かに刃を出して(1mm〜1.3mm)セットし、板の通る両脇にフレーム材の端材を両面テープで固定します。
私はテーブル天板(金属製)にシナランバーを取り付けて、さらにその上にアタッチメントとしてフレーム幅12mm用、15mm用などと5.5mmベニヤで作った治具を各種作り、取り付けています。フレーム幅を調整したりする時もこれを使っています。



切っている位 置が見えないので 、切り始めと終わりの位置をマーキングしておくと便利です。
あとは切り始めの位置にゆっくりと材料をおろしてスライドさせれば、数秒で溝切りが完成します。あまりゆっくりと進ませると熱で焦げてしまうので何度か要らない材料で 試してみて下さい。

私は溝の長さは実際に必要な長さより両側各10mm程短く溝を切っておき 、フレーム材を接着後最後は手堀りしています。 (接着時に多少ずれが生じるため)
また深さを
1mm〜1.3mm位にするためフレーム材の厚みは2mmあった方が良いと思います。

杢が深い材料は水につけると材料がゆがむので、当然溝も波を打ったようにゆがみます。しかし乾燥するとほぼ元通 りに戻ります。

使用している丸のこの刃です。
藤原産業の品番300194、外径160mm、刃厚1.2mm
、刃数200pという超薄刃です。因みに、ホームセンターで1680円でした。